解約率たった3%!おもちゃのサブスク「トイサブ!」インタビュー

半年払い、一年払いはおじいちゃんおばあちゃんの申込みが多く、プレゼントのつもりで契約しているようです。
まとめ払いの場合、割引があるのでそれがお得感があるようです。

各プランの割合は隔月が7割くらい、半年が2割、45日が1割という比率です。

 

- プラン変更で30日から45日にレンタル日数を変更していますがどういった経緯だったんですか?

1ヶ月プランのユーザーの解約率が高かったんです。

おおよそ5ヶ月で解約していたので、ユーザーにヒアリングしたところ「毎月の返送は大変」「面倒になってしまった」という声がありました。

一方で、隔月だと長い、という声もあったので、間をとるかたちで45日のレンタルプランを新たに設けました。

 

- 価格はどうやって決定しましたか?

原価、減価償却回数、利益率から決めています。

値上げをもしするとしたら、今でいうと物流が非常に大きくて、物流が値上げされると我々も値上げせざるを得なくなってしまいます。

もう一つ、おもちゃは我々が輸入しているものもあれば、卸が輸入しているものもあるので、為替の影響も受けます。

今は円安傾向が続いているので、この円安が進んでしまうとおもちゃの仕入れが上がってしまうので、値上げせざるを得なくなってきます。

 

- 価格について顧客からはどういった声がありますか?

「買うのに比べれば安い」「しかも家の中で場所をとらない」という声が圧倒的に多いです。

 

サブスクリプションの命、平均継続期間と継続のための取り組み

- 平均継続期間はどのくらいでしょうか?

計算した結果、340日でした。
思ったよりも短いと考えています。

契約開始で一番多いのが0歳なので、そのユーザーが1歳までにやめてしまうという事になります。

多くの人が保育園に行くという理由で解約してしまうんですが、現状だと解約したユーザーを追いかける仕組みをまだ用意していないので、そのままになっている状態です。

今後、半年くらい経過したところで「またどうですか?」といった提案をしていけば、戻ってきてくれるユーザーさんも増えるのではないかと考えています。

 

- ユーザーに継続してもらうためにどういった取り組みをしていますか?

どういうおもちゃがその子に合っているか?をデータから判断して、最適なおもちゃをとどける、そこを磨くところが事業の根幹です。

非常に少ないのですが、ユーザーから「このおもちゃでは遊ばなかった」という声も届くことがあるので、そういう声を真摯に受け止めて、日々改善しています。

それと、毎回おもちゃに同梱するプランシートでのコミュニケーションを大切にしています。

吉澤 哉
プロデューサー、プランナーとして商品のブランド化・ファンの獲得を目的に各種ブランドサイトを構築。サイト制作だけでなく、イベントのプランニングを多数実施。 大手ECサイトの総合ディレクションやUI改善を担当。 イベントのノウハウで、常にリアルマーケティングを意識した制作をするプロデューサーとして支持される。 テモナ株式会社 PR担当