[インタビュー]ユーザーが意識する必要がないところまで値段を下げる、家具のサブスク『CLAS』の価格戦略とは

もう1つは、CLASはオリジナルの家具を多く使っていますが、サブスクリプションに適した家具の要件って、売り切りとは全然違うと思います。
レンタルフレンドリーな家具の要件をどこまで突き詰めていくことができるか。
ものづくりとして、今まで数百年と続いてきた家具の常識をどこまで変えられるのかな、というのが今後の我々の課題かなと思いますね。

ーレンタルフレンドリーというと?

そもそもの耐久性がどれだけ高いか、ということであったり、返却されてきたときに新品の状態にリペアしてお客様のもとに届けることができる、在庫を多く積む必要があるのでどこまで部品を共通化できるかなどです。
例えばベッドとソファとか、そういったところでの部品共通化率をどこまで高められるか。
在庫リスクを軽減すれば、またプライシングを下げられるので、よりお客様メリットが生まれることになる。
レンタルフレンドリーというのは例えばそういうことかなと思います。

ー家具のリユースがどれだけ出来るか、ということですね

そうですね、リユースしないで設計すると、売り切りと対して変わらないというか、ほぼローンとかリースみたいなモデルになってしまうと思うんです。
環境問題にもアプローチ出来なくなってしまう。

家具をリペアして回すことができれば、最終的にはプライシングに転嫁できるのでもう一段値段が下げられて顧客メリットにもつながると思うんです。
なので、新品同様にリペアしてそれを使い続けることで、環境にもやさしく、ユーザーにも嬉しいサービスになると思っています。

ーありがとうございました

 

家具のサブスクリプション『CLAS』

ユーザーペインの解決を目指しCLASは立ち上げられた

CLASではあらゆる家具をサブスクリプション型で利用することができる。引っ越し、進学、就職、結婚などライフステージに合わせて家具を借り換えられるほか、法人にも対応。常にプライシングを見直し、家具をサブスクで利用するのを当たり前の世界にしていきたいとしている。

『CLAS』:https://clas.style/

吉澤 哉
プロデューサー、プランナーとして商品のブランド化・ファンの獲得を目的に各種ブランドサイトを構築。サイト制作だけでなく、イベントのプランニングを多数実施。 大手ECサイトの総合ディレクションやUI改善を担当。 イベントのノウハウで、常にリアルマーケティングを意識した制作をするプロデューサーとして支持される。 テモナ株式会社 PR担当