コーヒーのサブスクリプション『CAFE PASS』広がるコーヒー定額制

例えば450円のコーヒーであれば、全額の450円がカフェに支払われることになるので、定額制といってもお店から見ると通常の顧客と同じ売上が立つことになります。

また、期間限定としていますが、サブスクリプションサービスへの店舗の加盟は初期・月額無料。
これについては、将来的に登録の初期費用と月額費用を店舗が『CAFE PASS』側へ支払う仕組みになりそうです。

サブスクリプションビジネス全般に言える、顧客との継続的なつながりを店舗が持てることもメリットです。
さらには、加盟店を回遊する顧客が生まれるので、新規顧客の開拓も狙えるとしています。

カフェのサブスクリプションが生まれた背景

同社によれば、日本のカフェ・喫茶店の店舗数は1981年をピークに減少を続けているそう。
特に、大手チェーン店を除いた個人のカフェや喫茶店の減少が目立っているようです。

カフェ数の減少とコーヒー消費量の増加

出典:同社プレスリリース(出典元は経営組織別喫茶店数の推移が総務省統計局、国内コーヒー消費量が全日本コーヒー協会)

 

コーヒーの消費量はこれとは逆に増えている傾向にあります。
理由は昨今話題になっているサードウェーブコーヒーという、豆や焙煎、淹れ方やラテアートなどに凝ったコーヒーブームや、安価で手軽なコンビニコーヒーの浸透が挙げられます。

同社は増加しているコーヒー消費量と、減少し続ける喫茶店やカフェのギャップを埋めるためにサービスを開始しました。

加盟している店舗は12月現在で東京都138件。
その他神奈川県16件、埼玉県15件、愛知県26件、大阪府8件と順次拡大しているようです。

サブスクマガジン 編集部
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