[イベントレポート]食・花・時計・家具!サブスク8社のmeet upイベント

サブスクリプションビジネスを手がける8社が集まる『サブスクゆるmeet up』が都内で開催されました。
この会は、ライフスタイルをサブスクという新たな文化でより豊かなものにしていこうという思いを持つサービスが集まり、相互に情報を共有しようという有志の集まり。

サブスクリプションマガジンでは、今回参加したライフスタイル系のサブスクサービスについて、各社の取り組みを紹介していきます。

 

家具のサブスク『subsclife』

家具のサブスクsubsclife

カマルクジャパン PR Manager 小宮氏

 

家具のサブスクリプションサービス。
サブスクという新しい手法を使って、家具業界に革命を起こそうとしている。
良い家具ほど高くなる、だから手が出ない、そして売れないという悪循環を断ちたい。
ベッド、ソファ、椅子など家具を一式揃えると50万円弱かかってしまう。
これをサブスクリプション型で提供することで、毎月3万円弱で利用できる環境が整備された。
現在では家具のラインナップも2.5万種類にまで拡大している。
目標は1年で1万台の家具を出荷すること。

subsclife:https://subsclife.com/

 

 

パーソナライズドシャンプーのサブスク『medulla』

パーソナライズドシャンプーのサブスク『medulla』

Sparty inc. 執行役員COO 萩原氏

 

パーソナライズされたシャンプーが定期的に届くサブスクリプションサービス。
博報堂同期だった2人が独立したベンチャー。
代表の深山氏が結婚当初、奥さんの大量のヘアケア用品を見てクセ毛に悩む方の存在を知る。
調べてみると、シャンプー難民と呼ばれる方々がたくさんいることが分かった。
一方の店頭やネットには大量のシャンプーが販売されていて、自分にどのシャンプーが合っているのか選べない。
みんながおすすめしているシャンプーではなく、私のためのシャンプーが欲しいという需要。
7つの質問に答えることで6800円/月で100以上の処方の中から自分に合ったオーダーメイドのシャンプーが毎月届く。
届いたシャンプーを使った使用感をフィードバックすることで、さらに調整し続けることが可能。
継続してお付き合いするサブスクならではのサービスを提供している。

medulla:https://medulla.co.jp/

 

腕時計のサブスク『カリトケ』

腕時計のサブスク『カリトケ』

クローバーラボ 常務取締役CFO 兼 経営企画室長 小川氏

 

ブランド腕時計のレンタルサービス。
サービス開始1年半。毎月利用者が増加している。
ウェブだけでなく、マルイなどの店舗でもサービスを提供している。
時計を仕入れてレンタルするビジネスモデルだったが、使っていない時計を預かって、それをレンタルするというシェアリングサービスも開始している。
サービスを開始してみると、高いプランから順にユーザー数が多い。

カリトケのユーザー分布

せっかく借りるならよりよい時計を、という傾向がある。
サービスを開始したきっかけは、初期の調査で「ブランド時計は高くて買えない」という声が多数を占めたため。
一方で「時計は所有することに価値がある」という声も非常に多いが、徐々に考え方が変わりつつある。

カリトケ:https://karitoke.jp/

 

 

お花のサブスク『Bloomee Life』

お花のサブスク『Bloomee Life』

Crunch Style 矢口氏

 

日本初、最大級のお花のサブスクリプションサービス。
全国のお花屋さんから毎週ポストにお花が届く。
部屋に花を飾りたいというニーズはあるものの「どんな花を選べばいいかわからない」「買っている暇がない」。
1回のお届け500円(送料別)から利用可能。
ユーザー数は約1万5000人に増加。SNSで活発にシェアされて、拡大している。

広がりを見せる花のサブスクリプション

業界の課題として、花屋におけるお花のロスが3割程度と言われている。
サブスクリプション型のサービスにしたことで、加盟する花屋さんからは「仕入れの計画が立てられる」「閑散期でも売上が安定する」といった声が集まっている。
ユーザー目線に徹するために、毎月のユーザーアンケートと、ユーザー宅を訪問するユーザービジットを継続的に実施している。
アンケートの結果、花を枯れにくくする薬剤を同封したり、より開封する楽しみのあるパッケージを新たに開発するなど、ユーザー体験を改善し続けている。

Bloomee Life:https://bloomeelife.com/

 

 

オーダーメイドネイルのサブスク『YourNail』

オーダーメイドネイルのサブスク『YourNail』

uni’que マーケットリレーション広報 谷畑氏

 

ネイルシートのサブスクリプションサービス。
ネイルをしたい女性は7割いるが、実際にネイルが出来ている女性は3割程度。
仕事で忙しかったり、子育てに忙しいばかりでなく、きちんとネイルを整えようとすると5,000円~10,000円といった費用が毎月かかる。
また、仕事や学校などの環境要因であまり華美なネイルに出来ないといった課題も。
そこで、樹脂フィルムにデザインを印刷したネイルシールで手軽にネイルを楽しめるようにした。
アプリに爪のサイズを入力することで、毎月2枚(4回分)、1,180円/月で届く。
ネイルは一定期間で剥がれてしまったり、爪が伸びることで周期的にやり直す必要がある。
そのため、サブスクリプションで定期的に新しいデザインが届くところにメリットがある。

YourNail:http://uni-que-inc.com/yournail/

 

ランチのサブスク『potluck』

ランチのサブスク『potluck』

RYM&CO General Manager 中島氏

 

ランチボックスのサブスクリプションサービス。
「店を知らない」「ランチ行列で昼休みが終わってしまう」「コンビニはなんだかんだでお金がかかる」といった悩みがあった。
待ち時間なしで、飲食店のおいしいランチを月額定額で利用できるというサービスで解決したい。
提携店舗は60店舗。2タップで注文が可能。300メニューの中から選ぶことができる。
店舗へはランチボックスもpotluckから提供しているので、リスクなしでランチボックスが導入できる。
サブスクリプションは継続的な関係づくりと考えている。
SNSからのフィードバックから即改善、ユーザーによるランチ会の開催なども行っている。
フードロスサービスのTABETEとも提携し、フードロスの課題にも取り組んでいる。

potluck:https://www.pot-luck.jp/

 

食のサブスク『coffee mafia/29ON』

食のサブスク『coffee mafia/29ON』

favy 経営戦略室長 兼 広報部長 佐藤氏

 

飲食店が簡単に潰れない仕組みをつくる、というミッションを持っている。
飲食メディアと月額定額制の飲食店を運営している。
日本初のシェフのためのコワーキングスペースを銀座に新規OPEN。シェフが腕を競い合いながら独立支援を行う場。
月額定額制、3,000円/月でコーヒーが飲めるサービスを提供している。
飲食のサブスクのメリットは、単に都度食事を提供するよりも顧客との接点が増えること。
飲食店は天候に売上が左右されるが、会費という形で安定的な収益が、事前に入る。仕入れが後になる。
顧客が常連化しやすいなどメリットが多い。
難しい部分は、ユーザーが毎月何回利用するか?の予測。実際に手がけてみると当初想定よりも来店回数が多かった。
ただ、逆にそれだけ店舗が愛されているということでもある。
接点が多いので、クロスセルやアップセルをすることが可能。
coffee mafiaは1月に銀座にも出展し、拡大している。

coffee mafia:http://coffeemafia.jp/

 

車のサブスク『NOREL』

車のサブスク『NOREL』

IDOM NOREL事業部 セクションリーダー 山畑氏

 

NORELは79,800円(税抜き)から月額定額制で新車に乗り換えられるサービス。
約300万円のクルマをローンで買った場合、月でならすと9万円以上の出費が続き、負担が大きい。
税金・保険・車検・メンテナンス費用などを込みで定額で提供するのが特徴。
2018年秋からBMWと提携し、BMWを新車で貸し出すサービスも開始。

会員数を増やすNOREL

新車のサブスクプランを用意したこともあり、会員数は順調に増えている。
サブスクリプションで苦労している点は、クルマの場合、単価も高いことがありコストが非常にかかる。
しかしコストを価格に転嫁するとメリットがなくなってしまう。プライシングが非常に重要。
また、顧客との継続的な関わりも重要視している。
顧客の期待をはるかに超え、感動をしてもらえるレベルでサービスを提供する必要がある。

NOREL:https://norel.jp/

 

サブスクの認知拡大が今後の課題

各社のプレゼンテーションで共通して見られた“課題”は、サブスクリプションというサービス形態の認知拡大でした。
潜在的あるいは顕在的にもニーズが存在しているにもかかわらず、毎月定額でサービスが利用できる、モノを利用できる、という仕組み自体がまだまだ一般に認知されていない状況があるようです。

また、各社が重要視しているのがユーザー体験(UX)の部分。
継続して顧客とコミュニケーションをとるサブスクリプションの場合、常に顧客の声に耳を傾け、サービスを改善、顧客の期待を超えるサービスを提供しつづけることが事業継続の肝になっています。

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杉山拓也
大手SIerを経て、ベンチャー企業にて複数のB2Bメディアを立ち上げる。 その後アプリマーケティング会社を立ち上げ、500以上のアプリマーケティングを支援。サブスクリプション型のビジネスを通して継続的にユーザーとコミュニケーションする重要性を体感する。 サブスクリプションマガジン編集長。