海外に日本製品を届ける購入代行サービス『ZenMarket』、越境ECモール『ZenPlus』、日本製品のサブスクリプションボックス『ZenPop』を提供するゼンマーケット株式会社の今期の取引高が30億円を超えると発表しました。
同社は「日本の魅力を世界へ」という目標を掲げ、各国のユーザーに対して日本の製品を提供。
ウクライナ人、ロシア人経営者4名が運営する同社は4月1日で設立5年目を迎え、順調に売上を拡大しています。
越境ECというと中国向けが活況ですが、同社サービスの利用ユーザーはアメリカが21%、ロシア15%、ヨーロッパ13%で、中国の比率は5%程度にとどまります。
同社によれば、海外んは日本の製品が欲しい多くのカスタマーが存在する一方で、カスタマーサポートや海外発送、海外マーケティングに対応していないことが多いとしています。
ゼンマーケットを利用することで、企業には新たな販路が開拓でき、海外で暮らすカスタマーには購入機会が生まれるとのこと。
また、同社の運営する日本製品の詰め合わせボックスのサブスクリプションサービス『ZenPop(ゼンポップ)』では、75カ国に対してこれまで12,000個の商品を発送。
『ZenPop』は2016年10月に開始されたサービスで、「文房具」「お菓子」「美容品」「カップ麺」「カップ麺とお菓子ミックス」の中からユーザーが選んだジャンルを定期的に発送しています。
利用料は送料込みで29.5ドル。メーカーや卸業者と協業し、商品を審査・選択しています。
詰め合わせされる商品は「ジャパン・クオリティや日本文化を体現していること」「かわいい、面白い、ユニーク、便利」「卸売価格1点あたり500円以下」といった基準で選定されています。
サブスクリプションボックス『ZenPop』のユーザーはヨーロッパが40%、アメリカ25%、ロシア10%となっています。
参考『ゼンマーケット』https://corporate.zenmarket.jp/