本場、カリフォルニア発!ワインのサブスクリプションコマース「Winc」

調べてみましたが、全て日本では販売されていないワインです。ワインのスペックについては、Wincの商品詳細ページで確認することができます。

Wincの商品詳細ページ

20ドルのワインが1本、13ドルのワインが3本で合計59ドルのところ、初回割引としてクーポンが適用され37ドルに。嬉しいことに送料無料です。日本円にして約4,200円でした。何てリーズナブルなサービスなのでしょうか。

ポイントは、質問の内容です。数回試してみたのですが、毎回同じ質問です。この6問だけで、どんなワインが好きなのかが大体分かるということですね。皆さんがサブスクリプションコマースを実施する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

安心・お得な評価制度

そして、Wincは”ワインを届いて終わり”ではありません。到着後、届いたワインを評価するように促されます。10本のワインを評価すると、10ドルがバックされるという仕組みです。

それだけではなく、『返金保証』『いつでも休止・解約OK』という特典付きです。

それだけではなく、『返金保証』『いつでも休止・解約OK』という特典付き

食品や飲料といった原価率の高い商品で、このような特典まで付けるのは非常に勇気が要りますよね。しかし、だからこそWincはファンの根強いサブスクリプションコマースなのかもしれません。

 

ファンを”広告塔”に

ユニークなのは、サイトの中でアフィリエイターを募集をしていることです。アフィリエイターとは、自分のブログやウェブサイト上で商品・サービスを紹介し、宣伝効果による広告収入を得ている人のこと。

日本では、EC事業者がASPサービスからアフィリエイターを探し、「良いサイトを持っている人がいたら契約する」という流れが一般的ですよね。

しかし考えてみると、サブスクリプションコマースにおける一番の広告塔は、他ならぬ会員・ファンです。何故なら商品がひとつではなく、その人の好みによって変わるからです。このプロモーションは海外だから通用する手法ではなく、日本でも応用できる手法といえるでしょう。

サブスクリプションのファンを広告塔に

 

まとめ

今回紹介したWincの事例で、重要ポイントと感じたのは以下の3点です。

① 味覚に関する6つのシンプルな質問で、商品をレコメンドしている点
② 『評価制度』『返金保証』などで、安心を勝ち取っている点
③ サイト上でアフィリエイターを募集し、プロモーションに繋げている点

今回の記事を参考に、「サブスクリプションコマースをやってみよう!」と思う方がいればとても幸いです。

サブスクマガジン編集部
サブスクマガジン編集部は、日々サブスクリプションビジネスに役立つ情報を発信しています。