おすすめの書籍が届く頒布会型サブスクリプション「Bookcase club」

しかし、ジャンルの面を見てみると偏りがあり、さくっと読めるコミックや雑誌は電子書籍としても掲載数が非常に多いものの、専門書や小説といった文字数が多い書籍に関しては掲載数が少ないといった状況があります。

また、電子書籍ではその特性上、「他の人と貸し借りができない」「インターネット環境がないとデータ通信ができないため、書籍が読めない」といったデメリットがあります。

電子書籍化が進むアメリカでも電子書籍のシェアは2割程度となっており、実際、紙媒体から電子書籍に移行したものの、短期間で紙媒体に戻る、といった出版社も少なくはありません。

こういった背景からまだまだ紙書籍を好む層は非常に多いといえます。
読み放題と比較すると「冊数は限定されてしまう」「自分で対象の書籍を選べない」という点では劣りますが、紙書籍で定額制かつ、定価よりも安く購入できるということで、「Bookcase club」のようなサービス需要は高いと思われます。

力を入れているのはキッズ向け

Bookcase clubが特に力を入れているようなのはキッズ向けの絵本ジャンルです。
「Kidsbookcase club」として別ラインでの展開がされています。

http://www.kidsbookcase.club/

実は絵本を選ぶのは難しいこと。
子供を書店に連れていっても、どれが自分の子供の年齢層に適した本なのかが親側がよくわからず、かつ子供も選ぶ間にじっとしていてくれるわけでもないので、親側としても一苦労です。

企業側が子供の年齢に合わせた絵本を選んでくれるのであれば、非常に便利ですね。

サブスクマガジン編集部
サブスクマガジン編集部は、日々サブスクリプションビジネスに役立つ情報を発信しています。