2024年8月2日
もちろん、電話によるコンシェルジュサービスもあり、コンシェルジュがユーザーに最適な車をお勧めしてくれるサービスもあります。このようなお勧めしてくれる事をキュレーションと呼びますが、サブスクリプションコマースではキュレーションがもう一般的なサービスになってきました。
日本のリースやレンタカーと違うのは以下の点です。
・いつでもプログラムをキャンセルできる事
・車のメンテナンスや保険について別途加入する必要がない事
・高級車であるキャデラックの複数の車種を自由に乗る事ができる
・週末に雪山や海にSUVを借りて、平日はセダンに乗り換える事が出来るなど、自由な選択プログラム
同社のサービスが人気だった事から、リンカーンやボルボ、ポルシェをはじめとする高級車も、同様のサービスを開始しています。しかし、先行者利益が大事なサービスですから、キャデラックのBook by Cadillacは、しばらくは業界No1の地位を保ち続けるでしょう。
キャデラックがまだ解決していない1つの問題があります。それは駐車場の問題です。車を乗り終えてチェックアウトしたら、別の車と交換する準備が整うまで、その車を保管する必要があります。
言い換えれば、ユーザーが車を使わないのに、駐車場の料金が必要で、かつ車を保有している状態です。この問題は、ユーザーの体験談やブログにも課題として書かれていますので、今後のサービス改善に期待したいところです。
今回は日本のレンタカーと似て非なるものもの、高級車のサブスクリプションコマースについてご紹介しました。
2018年12月5日追記: キャデラックでは現在、サブスクリプションの新規申込みを休止しています。 |