今や日本でのペット関連における市場規模は1兆4千億円を超えると言われています。そんな中、ペット用品に関する定期購入が着実に増えているのも事実!
そこで今回ご紹介したいのは、「愛犬」にスポットライトを当てたサブスクリプションコマース、Barkboxです。Matt Meeker氏により2010年度に創業。このサービスを立ち上げるきっかけになったのは、45kgという大型の愛犬にぴったりのおもちゃが、どんなペットショップに行っても見つからなくて困ったという自身の経験からだったそう。そこで、愛犬にぴったりのご褒美を簡単に提供できるサービスを考え、創業されたようです。さっそくBirkboxの定期購入、サブスクリプションコマースについて紐解いていきましょう。
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Barkboxが提供しているのは、ペットが大好きなお菓子やぬいぐるみなどのおもちゃを毎月届けるリピート型の定期サービスです。自分では見つけにくい商品やめずらしい商品も見つかることから、愛犬へのプレゼントとして、ペット愛好家から非常に人気のサブスクリプションコマースとなっています。
Barkboxでは、愛犬の大きさに応じて大型、中型、小型犬の三種類から内容を選ぶが出来ます。価格は均一で、月額29ドルもしくは月額19ドル(年間契約)。ペットの大きさに合わせたおもちゃ、お菓子、チューイングガムが届くしくみです。
更に、選べるのは大きさだけではありません!全15種類の組み合わせから、「大型犬」+「噛み癖」、「大型犬」+「噛み癖」+「都会住み」など、ペットの特性に合わせてカスタマイズが可能。つまり、自身の愛犬によりあった商品が届くというワケなのです。これはより顧客に合わせた商品を送るという事で、パーソナライズされたビジネスモデルです。サービスの顧客層は80%が女性。主に、25-35歳で子供がいない、もしくは45-55で子供が独立したという方が多く、愛犬にお金をかけることができやすい人たちをターゲットにしています。
Barkboxは、ペット用品メーカーと愛犬家をインターネット上でつなぐ仲介役も果たしています。メーカーにとっては、自社のサービスを販売出来る新しいチャネルとなります。愛犬家にとっては、愛犬にあったペット用品を手間なく、選べるというメリットがあるのです。Barkboxは、多くのBtoBのパートナーを持つことができているため、顧客に対してバリエーション豊かなサービス展開が出来ているようです。
Barkboxのオーナー、Alexis Anderson氏いわく、2015年時点では、2万人以上の会員が登録しており、売上も100million$を越えているとのことです。
Barkboxがしかける大きな戦略は3つ。