株式会社レナウンは、2月8日よりサブスクリプションサービス『着ルダケ』の2019年夏シーズンの申込みを開始すると発表しました。
同時に、これまで続けてきたサービスの概況についても公表。
ユーザーの年代層や申込みプランの分布などを発表しました。
同時に、これまでのサービスを通して得た顧客ニーズに対応した「クールビズプラン」と「チャット接客サービス」を開始します。
『着ルダケ』は、スーツなどのビジネスウェアの提供、クリーニング、保管、衣替え、引き取りまでを行う月額定額サービス。
春夏・秋冬のシーズンごとに、レナウンが生産するビジネスウェアを新品で提供しています。
『着ルダケ』は、2018年3月から試験的にサービスを提供し、同年7月から本格開始。
レナウンによれば2018年11月までの目標会員数を2ヶ月前倒しで達成し、会員数は順調に推移しているとのことです。
同サービスは極力、流通経路をシンプルにしてコストを抑え、月額の負担を少なくする工夫をしているとのこと。
また、サブスクならではの特徴として、サービスを継続する中でユーザーの声を拾い、常に改善を行っています。
同社の発表によると、会員の主な利用年代は40代。
続いて50代、30代とビジネスで活躍し、ビジネスウェアにも気を遣う年代が中心となっています。
プラン別のユーザー分布は、月額4800円のスタートアッププランが65.8%と圧倒的なシェアとなっています。
サービス開始より順調にユーザーを拡大しつつある『着ルダケ』。
今後の展開として、パーソナライズ、顧客との長期的な関係強化、2020年までに利用者1万人を掲げています。
パーソナライズについては、これまでのサービスの場合、在庫との兼ね合いもあり、全ての発注に応えられずに一部の顧客が申し込めないという事態も起こったため、今後は受注生産体制を強化し、より多くのユーザーを獲得していく、としています。
『着ルダケ』は、これまで同社のスーツに手が届かなかったユーザー層にリーチできている、としており、これまでのユーザーとは違う層に好んで使ってもらえている、さらに顧客の裾野が広がった、とのこと。
スーツのサブスクリプションでは、AOKIの撤退などのニュースがあったものの、レナウンは好調にサービスを拡大。
これまで取り込めなかった層のユーザーを順調に取り込んでいるようです。