サブスクリプションで世界中に住める『HafH(ハフ)』がクラウドファンディングで820万円を突破

株式会社Kabuk Styleは、日本初のサブスクリプション型居住サービス『HafH(ハフ)』を2019年1月より長崎で提供開始すると発表しました。
『HafH』は敷金・礼金・保証金・光熱費などなく、1ヶ月から定額で世界中を旅をしながら働けるサブスクリプション型サービス。

サブスクリプションで世界に住み放題

クラウドファンディングでもサブスクリプション型居住サービスが注目

先行して行われたクラウドファンディング『Makuake(マクアケ)』では、目標金額200万円に対して12月17日時点で820万円を超える申し込みが集まっており、注目をあつめています。

MakuakeでHafHがクラウドファンディング達成

『HafH』サービスの語源は「Home away from Home」で、第二のふるさとという意味。
シェアハウスよりもオープンで、短期滞在型のゲストハウスよりも、長期滞在を通じたコミュニティ形成を大切にするCo-livingを提唱しています。

料金プランは3つ。
専用ベッドが用意され、すべてのHafHに住み放題となる「いつもハフ」が月額82,000円、月10日以内なら空きベッドに止まり放題の「ときどきハフ」が月額32,000円、ベッドは別料金でコワーキングスペースの利用が可能になる「はたらくハフ」が月額12,000円となっています。
このほか、1時間からゲストハウスやコワーキングスペースが利用可能な「おためしハフ」も用意されています。

HafH料金表

先行して申し込みを受け付けている『Makuake』では、「おためしハフ」3泊宿泊券とオリジナルマグセットで10,000円や、「はたらくハフ」1ヶ月とオリジナルマグセットで10,000円、「ときどきハフ」3ヶ月クーポン48,000円、「いつもハフ」1ヶ月お試し77,777円、「いつもハフ」1年間無料500,000円のほか、永続的に利用できるプランなども紹介されています。

サブスクリプション型で外国人にも暮らしやすく

日本に長期滞在する在留外国人の数は263万人を超えました。(法務省 2018年9月発表)
同社によれば、特に日本語を学びたい留学生は増えており、中国以外にもベトナムやインドネシアといった東南アジア諸国を中心に、日本に住む外国人は増加傾向にあるとのことです。

一方で、日本の特に地方においては、外国人が住居を借りる際には様々な制約があります。
こうした現状を踏まえ、居住の選択肢を広げる一方で、空き家対策にも対応しながら外国人居住者が心地よく住める環境を整えていくのが同社の考え方です。

外国人が利用しやすいHafH

日本への外国人観光客も増加傾向にあり、2010年に800万人だった観光客が、2030年までに6,000万人まで伸びることが予想されています。
滞在日数は平均10日(JNTO調べ)、欧米からの旅行客の場合平均12日~2週間以上、数ヶ月にまで伸びるそうです。
外国人観光客は東京や大阪といった都市だけでなく、地方での日本文化の体験にまで広がっており、長期滞在型のインバウンド施設は今後ますます需要が高まると同社は見込みます。

『HafH』の1号店となる長崎は、400年前に出島がありました。
また、同社のメンバーのほとんどにゆかりのある長崎に1号店を構えることで、現代の出島を復活させたいという想いがあります。

サブスクリプション型居住サービスHafHの今後

同社は今後、福岡市博多区、大阪市中央区、東京都品川区、横浜市保土ケ谷区など国内4箇所に加え、マレーシア クアラルンプール、ベトナム ハノイなど海外2箇所への進出を計画。
その他、ASEAN諸国、中国、台湾、韓国、インドも現在利用施設を開拓中とのことです。

サブスクマガジン 編集部
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