サブスクリプションサービスの市場規模、2023年に1.4兆円に ICT総研調査

株式会社ICT総研は、2020年サブスクリプションの市場同行調査の結果を発表しました。同社によれば、2019年は動画や音楽以外にも、自動車や不動産といった多様なジャンルでサブスクリプションサービスが開始され、今後さらに飲食業界などのオフラインのサブスクリプションサービスの成長や、個人が一般消費者に課金するといったC2Cのマイクロサブスクリプションの発展などへの市場の活性化が見込まれるとしています。

■2019年のサブスク市場は1.1兆円、2023年には1.4兆円に拡大

同社の調査によれば、2019年のサブスクリプションサービス市場は約1.1兆円にまで拡大しているとのこと。このうち、スポーツジムやファッション、美容、飲食店、教育、ソフトウェアなど「サービス・健康・教育」領域が5,330億円と全体構成比47%、物品や飲食物の定期購入やカーシェアの定額利用などの「物品購入・レンタル」領域が2,060億円と全体構成比の18%を占めるとしています。これまでサブスクリプションサービスの中心であった音楽や動画の配信、電子書籍やデジタルニュースといった「デジタルコンテンツ」領域は4,050億円で全体構成比35%となりました。

サブスクリプションサービスの市場規模 今後の拡大

こうした状況を考慮した上で、今後大企業の参入などによりサブスクサービスへの顧客認知度がより浸透し、2023年には「サービス・健康・教育」領域が6,180億円まで各区台、「物品購入・レンタル」領域が2,620億円、「デジタルコンテンツ」領域が5,570億円で2023年には市場規模が1.4兆円まで拡大する見通しであると示しています。

■ユーザーのサブスク利用期間の長さでは「新聞・ニュース」で3年以上

サブスクリプションにおいて重要となる継続利用期間では、同社のWebアンケートによると「新聞・ニュース」が7割以上のユーザーが3年以上と長期間に渡っており、次いで「アプリ・ソフトウェア」の約4割が3年以上利用している実態がわかった。

サブスクリプションサービスの継続期間

■利用実態では各年代で動画・音楽のサブスクサービス利用が多い

サブスクリプションの利用状況の調査では、10代から50代の幅広い年代で、動画および音楽の利用が1位、2位を締めており、3位についてもゲームや書籍、ニュースといったデジタルコンテンツが主流となっています。

各年代別主に利用されているサブスクリプション

同社では、「サブスクリプション市場の認知は進んでいる一方で、サブスクリプションビジネスをいち早く取り入れた企業が、撤退する動きも見られる。」とし、今後電気やガスといった利用料に応じて料金を支払う従量課金の「リカーリング」形態も注目されるとしています。

【本資料の調査結果・推計データについて】

* この調査のWebアンケート調査は、3,976人のサブスクリプションサービス利用ユーザーへのアンケート調査の結果およびサブスクリプションサービス提供者への取材の結果をまとめて分析したものである。Webアンケート実施時期は2019年12月9日から12月16日。

参考:ICT総研調査 https://ictr.co.jp/report/20200204.html

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杉山拓也
大手SIerを経て、ベンチャー企業にて複数のB2Bメディアを立ち上げる。 その後アプリマーケティング会社を立ち上げ、500以上のアプリマーケティングを支援。サブスクリプション型のビジネスを通して継続的にユーザーとコミュニケーションする重要性を体感する。 サブスクリプションマガジン編集長。